家には重要なポイントがいくつもあります。
その中でも地震大国の日本では耐震性を気にする方が多いです。
そこで今回は耐震基準はいつ改正されたのかについて解説します。
耐震性の高い家に住みたい方は要チェックです。
□耐震基準って何?改正されたのはいつ?
*耐震基準と耐震等級の違い
耐震基準と耐震等級はよく似た言葉でありながら、それぞれ異なる法規で定められています。
耐震基準は建築基準法や建築基準法施工令に基づき、建物が最低限満たすべき地震への耐性を示すものです。
一方で、耐震等級は2001年に施行された「品確法」によって規定されています。
*耐震基準の改正
日本の耐震基準は1920年に施行された市街地建設物法が基となっています。
その後、1971年、1981年、2000年と大きな改正が行われました。
例えば、1971年の改正では十勝沖地震を受けて、鉄筋コンクリート造のせん断補強基準が強化されました。
また、1981年の改正では宮城県沖地震をきっかけに、建物の耐震基準が大幅に見直されました。
そして、2000年の改正は阪神淡路大震災を受けて行われました。
最新の改正は2000年に行われ、特に木造住宅に関する規定が多く含まれています。
基礎は地耐力に合ったものとされ、事実上地盤調査が義務づけられました。
また、柱や筋交いを固定する接合部の金物が指定され、耐力壁の配置のバランスも規定されました。
□新耐震基準か旧耐震基準か確かめる方法とは?
1.建築確認日を調べる
耐震基準を確認する最も確実な方法は建築確認日を調べることです。
この日は建築確認申請が行政によって受理された日を指します。
1981年5月31日以前であれば旧耐震基準、1981年6月1日以降であれば新耐震基準が適用されています。
2.建築に関する調査書を参照する
建築確認通知書が紛失している場合、建築計画概要書や建築確認台帳記載事項証明などの調査書を参照することがおすすめです。
これらの調査書には建築確認日が記載されているため、耐震基準を確認できます。
3.物件の所有者や不動産会社に確認する
家を購入する前に、物件の所有者や不動産会社に建築確認日を確認する方法もあります。
特に中古マンションの場合、建築確認済証や検査済証に記載されている日付をチェックする必要があります。
□まとめ
耐震基準は、新しい家を建てる際に非常に重要な要素です。
今回はその基準が何であるか、いつ改正されたのか、そして新旧の基準をどのように確認するのかについて解説しました。
今回ご紹介したポイントを押さえ、安心して家づくりを進めていきましょう。
信頼できる家づくりのパートナーをお探しの方は是非一度三浦建設までご相談ください。
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