吹き抜けのあるリビングは、開放感があり、リビングと2階を繋ぐことで家族間のコミュニケーションを促進する効果も期待できます。

しかし、その開放的な構造ゆえに、音が響きやすく、生活音が気になるという声も少なくありません。
そこで今回は、吹き抜けのあるリビングにおける防音対策について解説していきます。

□吹き抜け防音対策は必須?

吹き抜けは1階と2階を隔てる部分がないため、音が響きやすい点に注意が必要です。
リビングを吹き抜けにした場合、その分だけ壁が少なくなることは想像しやすいでしょう。

*耳にしたくない音までも聞こえやすい

吹き抜けを検討している方の中には、「子供の様子を確認したい」、「2階に居る家族とのコミュニケーションを増やしたい」など、声を届きやすくする目的で吹き抜けを取り入れる方もいらっしゃいます。

しかし、声が聞こえやすい構造では、届けたい声だけではなく、耳にしたくない音までも聞こえやすくなってしまいます。

例えば、トイレの排水音やリビングの生活音が2階の個室まで届いてしまうケースも見られます。
設計上、届けたい音だけを届けるという事は不可能なので、これは仕方のない問題ともかもしれません。
設計段階では気づかずに、住み始めてから音の問題に気づく方も少なくありません。
そのため、リビングに吹き抜けを設ける時は、防音対策が必要不可欠といえるでしょう。

□失敗しない!吹き抜けの音対策3つのポイント

吹き抜けのあるリビングで、音が気になる場合は、2階の部屋を防音室にする、テレビ用スピーカーを設置する、吹き抜けから離れた場所に居室を設けるなど、防音対策を施す必要があります。

1:2階の部屋を防音室にする

最も有効なのは2階の居室を防音室にすることです。
防音室にすれば、居室から音が響かないうえに、吹き抜けのあるリビングなどからの音を抑えられます。

2:テレビ用のスピーカーを設置する

テレビ用スピーカーを設置することで、テレビ自体の音量を抑えることができるため、音対策として有効です。
例えばダイニングキッチンからテレビを見る場合、音が聞こえないため音量を大きくするのが一般的です。

3:吹き抜けから離れた場所に居室を設ける

吹き抜けを経由して音が届くのであれば、居室を離しておくのも一つの方法です。
吹き抜け周辺に居室があると、リビングからの音が届きやすくなってしまいますが、離れた場所に居室を設置すれば音の届き具合を最小限にできます。

□まとめ

今回は、吹き抜けのあるリビングにおける防音対策について解説しました。
吹き抜けのあるリビングの音対策は、住み心地を大きく左右する重要な要素です。
2階の部屋を防音室にする、テレビ用スピーカーを設置する、吹き抜けから離れた場所に居室を設けるなど、最適な方法を選択しましょう。

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投稿者プロフィール

三浦颯太
三浦颯太営業担当
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